今日の日記

2003年11月26日
前の会社の時の先輩とご飯をたべた。
彼女ももう会社を辞めて、今は休業中。
人生にそんな時間があっても良いと思う。

2人で思い出話をすると、何ともなつかしさがこみ上げた。社会の汚さを私に教え、あんなにストレスを貯めた、あの会社での日々が、懐かしい。
信頼と失望と劣等感、そんなものがいつも頭の中を巡っていた日々だった。

今の会社には何も期待せずに入った。
いや、少しは期待していたかも知れない。
でも期待の行く先には失望がある、それを教訓として新しい会社に臨んだ。
だから人と近づくことをあえて避け、常に半信半疑で人と接する毎日。
人の表と裏を見極める事に集中して、信頼より
批判ばかりを考えて、守りに入っている。
立場の確保はさほど重要な事じゃない。
必要なのは心を凍らせること、
冷たくして麻痺させて、何かあっても傷つかな
いように守っている。

こんな自分がたまにむなしく悲しい。
どんどん心が凍っていくのがわかる。
人間の原点から外れていくのがわかる。
こうしなきゃ自分を守れない自分。

本当はもっとまっすぐ情熱をもって、仲間を持って仕事をしたいのだ。
ぶつかり合ってもいいから、分かり合って、
励まし合って、お互いを延ばしていける、
そんな仲間が欲しい。
でも、この会社にそんな人はいないと諦めて
人の人格を見る事をしないようにしている。
そんなものは無意味だとささやく自分がどこかにいて、どんどん心を冷却していく。

でも自分の本心に気づく時、努力を怠っている自分を見て、この先どうしたらいいのかと
途方に暮れてしまう。

こんな人生じゃきっと私はだめになるだろう。
守りに入って、向き合うべき物を見ないで生きていたら、凍ったままの心は成長もせず
かちかちのまま時が過ぎてしまう。

レトルト食品にも消費期限がある。
いつまでも冷凍はしておけないのだ。

冷凍は保留状態なだけ。
いつかは解除して、先へ進むのだ。

心がボロボロになるかも知れない。
過去の傷がまた痛み出すかも知れない。
今でもたまに溶け出した心が痛むことがある。
そのたびにあわてて、冷却装置が作動する私のこのシステム。
立ち向かう覚悟を早く持ちたい。
とことん悩んで、傷の痛みをとことん感じて、
癒していかなければ、いつまでも
冷凍していても、解決はない。

タイムリミットが迫ってきた。

信じて踏み出せ、たとえ暗闇を歩んでも、手探りするためにこの手があるなら。

苦しみ無くして人生は語れない。

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